2007年10月14日日曜日

暗闇について

暗闇というと、暗くて、冷たくて、マイナスのイメージだけを考えると思いますが、私の場合は混沌として・理解不能な・物の根源的な所で・色々な物と繋がっているところ(空間)のイメージがあります。

だから具体的な表現としては「心の暗闇」だったり、「古い古墳の石組みの間の暗闇」だったりする訳ですが、それは過去と未来という時間を繋ぐ場所であり、「ここ」と「そこ」あるいは、具体的に隔たった場所(世界)を繋ぐ空間であり、物質的なものと心理的なものとを繋ぎ合わせる接点であり、さらには他者と自分を繋ぐ接点である、混沌とした何か(空間)のイメージです。

それは何故かというと、物は全て根源的な所で何かに繋がっていると信じているからです。全ては孤立して存在し得ない物であり、何処かで何かに繋がっている。大きく言うと宇宙の意思(輪廻する想い)のようなものをイメージしています。

その中で我々人間はコトバで繋がっているものであり、その背景にある想いで繋がるものだ、というイメージです。次の詩はその自分の考え方が見えて来た詩だと思っています。



暗闇    beebee

五月の
終わりの
静かな
夜の
暗闇は
遠く
無限の
彼方の
暗闇へと
続いて
いるか

滴り落ちる
闇の雨滴は
鉛直線上
一直線
ぼくの脳髄を
貫通する

《 その時
 ぼくは存在を与えられる
 全ては生まれ
 位置づけられる
 言葉は意味を持ち
 天地は創造される 》

それは
宇宙の
生まれる
以前の
『意識』
世界の
万物の
『回帰』

五月の
終わりの
静かな
夜の
暗闇は
遠く
無限の
彼方の
暗闇へと
続いて
いるか


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