暫くして朝日が十分強くなると京葉線は高架を走っているせいか、地面や建物や併走する高速道路に影が掛かってそれが、揺れて形状を変え、上がったり下がったり、電車と併走するです。
だから通勤電車に乗ると、いつも窓の外の影を見ていたりします。区間が短いせいか、最大速度の時は車に勝つのですが、直ぐに次の駅がきて抜かれてしまいます。ボーッと半分寝ているぼくには、ヘッドホンの音楽と併走する影と自動車が日常風景なんです。
12月の乾いた晴れた空、目覚めたばかりの無色透明な空っぽな心です。
電車の影を追って
からっぽな心
電車の窓から外を見ると冬日の光の影が
併走する高速道路に写って見える
高くなり低くなり
形状を変え
光と影に揺れる
高速道路を走る車が電車の影を追ってスピードを上げる
街並みが流れ
川面が流れ
欄干の鉄骨が空気の壁を削り取る
カーブを過ぎて光が反転した
急に冷たくなる温度
電線がびんびん揺れている
直ぐに緩んでくるスピード
車が追い抜いて行く
吊革に引っ張られ急停車する
人の出入りの賑わいに空気が揺れる
熱く湿った空気が充満して窓ガラスが濡れた
朝の光よ早く来い
またカーブを曲がり光よ反転せよ
駅舎の庇を越え陽射しよ来い
強い大きい揺れと共に影が動き出す
光りに入るにはもう少し
陽射しよ来い
からっぽな心は乾いた冷たさを欲している
からっぽな心
電車の窓から外を見ると冬日の光の影が
併走する高速道路に写って見える
高くなり低くなり
形状を変え
光と影に揺れる
高速道路を走る車が電車の影を追ってスピードを上げる
街並みが流れ
川面が流れ
欄干の鉄骨が空気の壁を削り取る
カーブを過ぎて光が反転した
急に冷たくなる温度
電線がびんびん揺れている
直ぐに緩んでくるスピード
車が追い抜いて行く
吊革に引っ張られ急停車する
人の出入りの賑わいに空気が揺れる
熱く湿った空気が充満して窓ガラスが濡れた
朝の光よ早く来い
またカーブを曲がり光よ反転せよ
駅舎の庇を越え陽射しよ来い
強い大きい揺れと共に影が動き出す
光りに入るにはもう少し
陽射しよ来い
からっぽな心は乾いた冷たさを欲している
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