2007年11月2日金曜日

星空を見上げる者たちへ

星空を見上げる者たちへを書いた時は、前に書いた通り、自分独特の形を求めてちょうど辿り着いた形だったのです。イマジネーション丸まっているジェニーにを書いた時と、時を同じくして書いていて、自分ではこれだと思いました。

でもなかなか上手くいかない。狸囃子のような面白いものも書けたのですが、缶蹴りスキップ等、この系譜に繋がる詩はやっぱり詩には見えなかったりして、書いては崩す砂山のような感じです。何かわかったような気がしても暫くするとまた分らなくなるのです。

光が持つ時間の不思議について考えている時に、星空を見上げる者たちへその2が書けました。書いた時は自分でも感激して、良い詩が書けたと自分一人盛り上がったのですが、どうでしょうか。

その1の語り掛ける口調が好きだったのですが、全体に軽い口調で書けなくて、添え書きにしていた初めの2行も本文にいれて仕上げました。野暮ったくなったんですが、分かりやすくなったと感じています。見直して行く内にまた書き直すかもですが。

是非、読み比べて見てください。あなたはどちらが好きですか?





星空を見上げる者たちへ その2

                            beebee

寂しい想いや苦しい想いをもって独り
星空を見上げる者たちへ伝えよう。
東京の町は星が見えないと言うが
でも星が見えないのは地上が明るいからだと。
周りの電気を消して静かに
夜空を見上げよう。
きっとそこには星があるはず。
星の光は何万光年も時間を経て、
いま地球に届いている。
そんな時間の流れを経て届く光には
静かな優しさがあるのだ。
時間が流れて想いも流れて、
人間の営みを遙かに越える光の想い。
またそれは遠い未来に繋がる光でもあるのだと。
遠く何百万光年も離れた別の地球の
同じような寂しいぼくや君がきっと見上げている。
この地球の光は届くのだろうか?
太陽とその惑星を遠く観察している別の地球の君やぼくに
この想いを伝えよう。
ぼくたちはいま苦しくてどうしようもない想いに
どうしていいのか分らないのだが、
いま同じ時間にもしくは遠い時間の果てに届く時間に、
共有する想いがあることを。
それは繋がっていることを。
静かなぼくたちの想いは遠いぼくや君たちに繋がっていることを、
あの星空の光は教えてくれているのだと。
だから、やっぱりまた言います。
コーヒー飲みます?
タバコは吸いませんから、
DVD見ます?
一緒にお話しましょう。
この星空の下で。





星空を見上げる者たちへ
beebee

時折自分が何をやりたいのか、
分らなくなる時がある。
ありませんか?
そんな時どうします?
じっと時が過ぎるのを待つ?
自分が我慢出来るようになるのを期待して
待つ?
それとも前へ進む?
方向が分らなくても、
がむしゃらになって前へ
進む?
自分はどうだろう。
とっても心配になる。
みんなの期待を裏切らないかな?
自分の期待を裏切らないかな?
胸が締め付けられて我慢できなくなる。
だめだめ、そうやって自分ひとりが大変な気になるのが
一番だめなんだよね。
この地球に人類が誕生してから、
星空を見上げながら自分自身を考えない人間はいない。
自信をなくして迷わない人間はいない。
きっとそんな完璧な人間はいないんだよ。
みんな分っているんだけど苦しくなるんだ。
いいよね、そう考えると弱いのもいいな。
迷うのもいいな。
この星の空の下にいっぱいぼくのような人間がいる。
いっぱいいるんだよ。
だからいいんだと思う。
基本的に肯定的な人間です、ぼくは。
コーヒー飲みます?
タバコは吸いませんから、
DVD見ます?
一緒に話しましょう。
この星の空の下で。



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